少し間が空きましたが、ここ最近のファクトリーの動きと近況をまとめてご報告いたします。
今回は完了報告から、NJフレームマシンの試乗、プライベートでの遠征まで、中身の濃い数週間となりました。
1. K様 Z400FX:吸気・点火・冷却のフルメニュー
CBX400Fも同時に所有されているK様より、今回はZ400FXのカスタムおよびアップデートをご依頼いただきました。
メニューは、FCRキャブレターの装着、ASウオタニ製SPII点火システムの組み込み、ラウンドオイルクーラーの装着、そして各部経年劣化箇所のオーバーホールです。 経年劣化した純正キャブレターからFCRへの変更は、単なるパワーアップだけでなく、スロットルレスポンスや過渡特性の面で劇的なフィーリング向上をもたらします。ウオタニによる強力な点火と組み合わせることで、現代の交通環境でも扱いやすく、かつ鋭い加速を楽しめる仕様になりました。
機能パーツが整然と配置された佇まいは、FXの硬派な車体にも非常によくマッチしています。今後も微調整を重ねながら、さら喜んでいただけますとこちらも嬉しく思います^^





2. ZRX1200Rエンジン搭載 NJ-2:車検取得と初期試乗
昨年から製作を続けていた、ZRX1200Rのチューニングエンジン。これをノジマ製NJ-2フレームに搭載したコンプリートマシンの車検が無事に完了し、試乗を行いました。
現在はまだ初期の慣らし段階ですが、この時点で「明らかに速い」と確信できるフィーリングを覗かせています。、低回転域から非常に乗りやすい特性です。
驚いたのは車体側の仕上がりです。NJ-2フレームは、現行のスーパースポーツに跨っているかのような強固な剛性感があり、エンジンのパワーを完全に受け止めてくれます。これだけガッチリしていながら扱いやすさも両立されており、コンプリートとしての完成度の高さを改めて実感しました。慣らしを終え、シャシダイおよび実走で全開にする瞬間が今から楽しみです。




3. S様 W650:811ccボアアップ&フルリビルド完了
大変長らくお待たせしてしまいましたが、S様のW650がようやくすべての工程を終え、ご納車できあmした
今回のメニューはおさらいとなりますが、エンジンをクランクケースまで全分解してのフルオーバーホール。同時にフレーム剥離・全塗装し、車体全体の機能・美観を一新させています。 心臓部には811ccボアアップピストンを組み込み、排気量に見合った吸排気セッティングを施しました。
試乗したインプレッションとしては、ノーマルとは比較にならない極厚のトルクが下から立ち上がり、バーチカルツインの鼓動感がより鮮明に引き出された、非常に質感の高いバイクに仕上がっています。こちらもオーナー様の手でじっくり慣らしを進めていただき、そのポテンシャルを体感していただきたい一台です。




4. T様 Z1:2号機のセパハン化
いつもお世話になっているT様のZ1(2号機)ですが、今回はセパレートハンドル化のご依頼をいただきました。
当店でZ1にセパハンをセットアップするのは初の試みでしたが、タンクへの干渉を回避する切れ角の確保や、ワイヤー類のスマートな取り回し、ステップ位置との絶妙なポジショニングバランスなど、違和感なく綺麗にまとめることができたと思います。
なお、こちらの車両ですが、オーナー様の意向により近いうちに(売り出し)となる可能性があります。詳細が決まりましたら、またWebサイト上でアナウンスさせていただきます。


【プライベート】空冷RRと、九州遠征
作業の合間を縫って、少し毛色の違う機械に触れる機会を作りました。
・箕面「ポルシェゲート」にて964をテスト
以前から関心の高かった空冷ポルシェ964型を実際に体感するため、大阪府箕面市ポルシェゲート様にてレンタルし、ドライブしてきました。
私自身、空冷ポルシェを公道で走らせるのはこれが初めての経験でした。 リアエンジン・リアドライブ(RR)特有の、加速時にリヤタイヤが路面を強烈に掴むトラクションの掛かり方、独特のバサバサ言うエンジンサウンド、そしてソリッドなブレーキフィーリング。めっちゃ欲しくなります。


・1泊2日の熊本遠征
また、先週は私用のため1泊2日で熊本まで足を運んでおりました。 今回は車ではなく新幹線を利用したのですが、その移動効率の高さと快適性に改めて感心させられました。



今後の見通し
ここ最近は遠方への移動や出張が重なり、会社不在にするタイミングが多くなってしまいました。皆様にはご不便をおかけいたしました。
バックオーダーとなっている案件に関しても、できるだけスケジュールに遅れが出ないよう、ここからペースを上げていく所存です。
梅雨時期ではありますが、夏のシーズンに向けて愛車のコンディションを整えたい方は、お気軽にご相談ください。
