【ゼファー系】エンジンOHの実施例

ここ数年、排気量問わずゼファーのエンジンメンテナンスのお問合せを非常に多く頂いております。
HPのアクセス解析を見ても「ゼファー エンジンオーバーホール」でこちらに辿り着いた方も非常に多く
当社としても今後も重要視していくべき案件だと考えております。

ゼファー自体の車体相場も2020年以前を基準とすると信じられないように上昇しており、十分に高級車になってきました。
しかしながら、相場上昇前の時代 使い捨て感覚で非常に荒く使われていた車両も多く 数多くの車両がエンジンOHの必要な時期になってきているのもまた1つ事実であります。

今回は、特に依頼の多いゼファー400/χ系統 および1100について記載しますが 750も対応可能です。
まずは実績をご覧いただければ幸いと思います。

【ゼファー400/χ】

お問合せのキッカケとしては「ガラガラ音」「オイル漏れ」「白煙」が多く、 特にカムチェーンが伸びきって テンショナーを変えても効果がないような場合が多いです。 当然、ヘッドやバルブ部分のカーボンの堆積も多く圧縮漏れも散見されますので、基本的にフルOH対応させていただく場合が多いです。
ついでにリフレッシュとして、エンジンも塗装ご依頼いただく場合が多いです。
エンジン塗装もピンからキリまで多数ありますが、弊社では ウエットブラスト→サンドブラスト後に 耐熱塗装しオーブンに入れてしっかり焼き付けしますので強固な塗装が可能です!
懸念となるブラストのメディア除去も 超音波洗浄機でしっかり念入りに行います。 いつまでたってもメディアは居るので、除去できるまで非常に骨の折れる工程ですが これをいい加減にやるとせっかく大切なエンジンを壊してしまいますので、手を抜かないように気を付けています。

【ゼファー1100】

ゼファー1100もご依頼いただく事が多い機種です。 こちらは排気量も大きく、ブン回して乗るエンジンではないので基本的に距離を重ねても頑丈なのですが、初期型はもう30年選手ですからやはりリフレッシュとしてご依頼いただく場合が多いです。 特にこの機種には持病(2速抜け)があり、そしてミッションの修理と同時に測定も進めると、オーバーサイズピストンが必要になる事例も多いです。(0.5mm OSピストンが純正で出ます。) まずはどんどん分解し、各部洗浄、シートカット 面研 ホーニング等 性能復活に必要な作業を実施していきます。


2速のギア抜けで対策部品に交換するのですが、大体2速ギア 5速ギア シフトフォークの3点セットで交換になる場合が非常に多いです。 まだ新品部品が出るのでありがたいです。

そして塗装が終わったら組付けに入ります。 新品のような艶。 そしてオートバイ全体の見た目もバッチリ決まります! リフレッシュして愛着が増えること 間違いないですね!(^^)!

お値段なんですが必要なパーツや 交換するパーツ 本体の状態によりとても変動しますので「数十万」とだけ記載しておきます。
お問合せいただく際は、現車確認できますと、 ある程度概算のお見積りはできるかと思います。
いずれにせよ高額修理となるような案件ですが、当社ではコンスタントにご依頼をいただいており、リピーターの方も非常に多くご好評いただいております。

今後も技術向上と実績の積み上げに尽力したいと考えております。