WORK FLOW

2019年5月23日

作業の流れ(例 エンジン制作)

~作業着手前~


①お客様より車体もしくはエンジン単体をお預かりします。
(ナンバー付き車両持ち込みの場合は、近隣の協力工場様にてエンジン脱着作業を行います))
②内金として、概算見積もりの一部をお振込みいただき、(内容により変動)作業開始となります。


~エンジン制作例~

①エンジン分解作業
 ⇒まずはお預かり致しましたエンジンを分解します。クランクシャフト・カムシャフト・ピストン等の構成部品は勿論ですが、ピンやボルト1本から部品管理を徹底することにより、組み忘れ発生のないようにしています。

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分解行程はねじ山の劣化や構成部品の異常を発見するための重要なプロセスであるため、丁寧な作業を心がけております。

②エンジン洗浄・計測作業
 ⇒「オイルラインは死ぬほど洗え」私がエンジンを教わった方に口酸っぱく言われた言葉です。組み上げたエンジンの信頼性を高めるには、この洗浄工程が大変重要となってきます。まずはケースの合わせ面に残ったガスケットの残りカスを丁寧に取り除きますが、例えばクランクシャフトやカムシャフト内部のオイルラインを洗浄すると、スラッジが山のように出てきます。

画像は1例ですが、カムシャフト1本から出てきたスラッジです。 回転系の部品は摺動部の潤滑が命であるので、もしこの洗浄を疎かにすると内部のスラッジがばら巻かれ、摺動部に堆積し、即エンジントラブル(メタル流れやエンジン焼き付き)に繋がる場合もあります。


 洗浄が終わりましたらカムシャフト・クランクシャフト等のフレや摺動部の寸法計測をマイクロメータ、ボアゲージを用いて1000分の1mm単位で実施します。


日本人の髪の毛1本が約0.1mmと言われていますので、なんと髪の毛の100分の1のサイズです!


クランクメタル・コンロッドメタルは傷や摩耗の有無を確認して、交換要否を判断します。 メタル交換の場合は上記の寸法実測結果を考慮し、理想的なクリアランスとなるように調整します。


③研磨・修正・加工作業
⇒性能向上の要とも言えるのがこの工程です。ご要望に応じて、機械加工にてポート研磨、バルブシート修正、ヘッド/ブロックガスケット面面研、クランク×ピストン重量合わせ、必要に応じてシリンダー容量測定や、バルブシートやバルブステム打替、シリンダーホーニングも実施可能です。 。



④組み付け作業
⇒ミスの無いように丁寧に組み立てます。 メタルクリアランス合わせ、バルブクリアランス合わせの実施は勿論



組付け時のボルトには必ずトルクレンチ・アングルゲージを使用し、ボルトの軸力を適切に管理するためにねじ部の摩擦安定剤にも拘っております。(TOHNICHI F-CONを使用)

バルブすり合わせは昔ながらのタコ棒を利用し、1本1本丁寧に実施していきます。組み立ての最終段階でバルブタイミング合わせ・タペットクリアランス調整(基本はメーカー指定値ですが、ご要望があればモチロン調整可能です)を実施し最終チェック及び外側洗浄を実施し完了 納品となります。

〜参考価格の1例〜(部品代別 税抜)
エンジンフルOH 1気筒あたり¥50,000~
シリンダー​ヘッドOH 1気筒あたり¥5,000~
ポート研磨 4バルブ 1気筒あたり¥12,000~

エンジンの状態により、価格・工賃などが変動する場合がございます。 詳しくはお問合せ下さい

Posted by S-crest